消費者団体、バックマーケットを不当商行為で提訴

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消費者団体UFCクショワジールは15日、再調整品の大手マーケットプレイスであるバックマーケット(Back Market)を不当な商行為の疑いでパリ商事裁判所に提訴したことを明らかにした。
団体側はまず、バックマーケットが、新品との比較による割引率をサイト上に掲示している点を問題視。新品と再調整品を比較することはできず、それに基づいた割引率の表示は消費者を過誤に陥れるものだと主張した。また、小売価格に5.99ユーロの「サービス料」が上乗せされることも問題視。特に、購入のプロセスの最終段階において「サービス料」が追加されるのは不当であり、最初から明示すべきだと主張している。
団体側はさらに、バックマーケットが「12ヵ月間の保証」を特典であるかのように提供している点も問題視。再調整品を含めて法令は24ヵ月間の保証期間を義務付けており、紛らわしい表示だと主張している。最後に、バックマーケットがクッキー使用を拒否したユーザーに対してクッキーを使用しているとも非難した。