仏貿易赤字、4月に122億ユーロ

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8日発表の税関統計によると、4月の仏貿易収支は122億ユーロの赤字となった。輸出は467億ユーロ、輸入は589億ユーロだった。
直近3ヵ月間の平均値でみると、貿易赤字は124億ユーロとなり、これは3ヵ月前の1月(11-1月の月間平均)の102億ユーロから拡大している。4月までの3ヵ月間の輸出額の月間平均は464億ユーロ、同輸入額は588億ユーロだった。1-3月の月間平均と比べると、輸入は8億ユーロ増、輸出は2億ユーロ増を記録しており、輸入の増加の勢いが目立つ。
2-4月の月間平均値では、貿易赤字は1-3月と比べて6億ユーロ拡大した。これはエネルギー価格の高騰に由来するところが大きく、エネルギー部門の収支を除外すると、貿易赤字の増大分は1億ユーロにとどまる。投資財の貿易赤字は27億ユーロに拡大。輸送用機械の輸出後退が響き、輸出が2億ユーロ減を記録したのが響いた。消費財と中間財については、輸出入が同程度の推移を示し、赤字幅は横ばいとなった。

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