去就が注目されていたPSG(パリ・サンジェルマン)のキリアン・エムバペ(FW)がPSG残留を決めた。21日のメッスとのリーグアン最終戦の直前に、グラウンド上で、2025年までの3年間の契約更新が正式に発表された。エムバペはこの試合で3ゴールを決め、残留の発表を飾った。
エムバペは、少年時代からの憧れだったレアル・マドリードへの移籍を希望し、PSGとの契約切れを前にレアル側との折衝を重ねていた。これまでに報道は二転三転し、PSGのファンをやきもきさせていた。報道によれば、PSGは残留の見返りに1億ユーロという破格の報奨金の支払いを提示。年棒5000万ユーロで契約更新を取り付けたという。エムバペ側はまた、PSGの戦略を自分中心に組むことを認めさせたといい、契約期間をあと1年残したマウリシオ・ポチェッティーノ監督の退陣は確実視されている。監督の後任には、本人は否定しているもののジネディン・ジダンが起用されるとの噂も流れている。スポーツディレクターを務めるレオナルドは22日に解任された。
PSGはカタール資本で、次回のサッカーW杯開催国として、スター選手の確保は意地にかけても譲れなかったものとみられている。