5月14日に美術館・博物館の夜間開館イベント

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

フランスでは5月14日(土曜日)に第18回「Nuit europeenne des musees(European Night of Museums)」(美術館や博物館の夜間開館)が開催される。新型コロナ危機の影響を受けて、開催が2年間中断されていた。300の美術館・博物館で夜間開館が実施され、コンサート、ガイドツアーなどの催し物も実施される。原則的に入館は無料。人気があり、平年で200万人の入館者を記録する。なおこのイベントは欧州各国でも実施されている。
5月13日付の仏ルフィガロ紙はこの機会に美術館の夜間開館を取り上げた。これまで一部の美術館などでは夜間開館が実施されていた。例えばルーブル美術館では2019年と2020年に毎週水曜と金曜の21時45分までの開館が実施された。この試みは新型コロナ危機で中断されたが、現在のスーダン北部にあったナパタ王国に関する「Pharaons des deux terres(Pharaoh of the two lands)」の展覧会開催に関して夜間開館(毎週金曜の21時45分まで)が復活。さらに7月からは毎週1回、夜間開館が実施される見込みで、おそらく金曜となる可能性が高い。ルーブル美術館では夜間開館により若者の集客に期待している。
なお夜間開館の来館状況は好調で、人気があることが確認されるが、実施にあたっては労組との合意が必要となっている。