パリ市、シャンゼリゼ大通りの美化計画を発表

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パリのイダルゴ市長とシャンゼリゼ委員会(同大通りの商店、文化施設などで構成)は5月11日、シャンゼリゼ大通りの美化計画を発表した。計画は2期に分けて実施され、1期目工事は2024年パリオリンピック開催前の終了を予定する。
具体的にはシャルル・ド・ゴール広場(エトワール広場)の凱旋門を取り巻くラウンドアバウトの自動車走行部分の幅を狭める一方で、凱旋門が立っている中央の円形広場(毎年150万人が訪れる)を拡張する。なおイダルゴ市長は市内からの自動車締め出し政策に積極的なことで知られる。
またシャンゼリゼ大通りの歩道と路上設備のリフティングを行い、屋外のテラスの外観も統一感が出るように調整する。さらに大通りを下った公園部分には100本以上の植林を行い、緑化を進める。
工事費用はパリ市が2400万ユーロ、オリンピック関連施設を担当するSolideo社が600万ユーロを負担する。1期目の工事期限は2023年末。