公共交通機関におけるマスク着用義務、16日付で解除に

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト欧州レポート

政府は11日、公共交通機関におけるマスク着用義務の解除を決めたと発表した。同日に開いた閣議後に、ベラン保健相が発表した。16日(月)より解除される。
メトロやバス、列車、旅客機とタクシー等の長距離及び近距離の公共交通機関で着用義務が解除される(旅客機はEU域内便のみ、第三国に向かう便は行き先国の規定に従う)。保健相は、感染状況が改善していることから、義務の維持は適切ではないと判断したと説明した上で、マスク着用は「推奨」されるとして、国民に慎重な対応を促した。
医療機関の入場における「衛生パス」(ワクチン接種済み証明か、最近の検査陰性証明)の提示義務は維持される。陽性者に対する7日間の自主隔離の義務も変更はない。
保健相はこのほか、ワクチン未接種の医療関係者の就業禁止措置について、その解除の是非を検討中であるとも言明した。また、今秋にワクチン接種の新たなキャンペーンを実施する可能性についても言及したが、具体的な内容については触れず、変異株の出現などその時点での状況次第だと述べた。
新型コロナウイルスの感染確認数は1日平均で5万6449人と、前週に比べて16%減少している。