モンペリエ市、特徴的な建築物を核にした再開発計画を準備

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モンペリエ市は近く、特徴的な建築物を核にした再開発計画の入札を開始する。10-12ヵ所が対象となる。
モンペリエ市では、藤本壮介の設計による「白い木」と呼ばれる集合住宅が2019年に完成。ユニークな外観が話題を呼び、モンペリエ市の国際的な評判は高まった。このプロジェクトを助役として準備したドラフォス氏(社会党)が現在はモンペリエ市の市長を務めており、市長は積極的にランドマークとなりうる建築物の整備を進める意欲を示している。この6月には、5-6ヵ所の用地を対象にしたプロジェクト募集の手続きが開始されるという。具体的な用地については、唯一、恵まれない郊外地区内の「ラモソン」の名前が公表されている。その後、2023年初頭に残る用地に関する募集の手続きが開始される。
いずれも、公共交通機関(バス、トラムウェイ)の路線から見える形で、露出度の高い形で建設され、それぞれの地区の象徴となることが期待されている。それぞれのプロジェクトでは平均で3000平方メートルの建物が整備され、用地の払い下げによる収入は2000万ユーロ超を予定する。コワーキングスペースなど商業施設と低家賃住宅を組み合わせて整備する形になる。開発業者などはモンペリエ市の取り組みを歓迎しているが、建材を含む費用の高騰を懸念し、住宅開発の縛りがあると、ファイナンスの確保が困難になるとする声も聞かれる。