列車から盗まれたバイオリン、所有者の手に戻る

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昨年11月にポワチエ・パリ間の列車内で盗難されたバイオリンが、蚤の市があるパリのポルトドクリニャンクールで3月に無事に発見されていたことがわかった。このバイオリンは、シャンゼリゼ管弦楽団のバイオリン奏者Enrico Tedde(イタリア人)が紛失した。バイオリンは19世紀末に作られ、評価額は10万ユーロ。演奏旅行の移動中に、座席のすぐ後ろにある荷物置き場に置いておいたところ、気づいたらなくなっていたという。バイオリンは、ポルトドクリニャンクールの路上のゴミ箱近くに置かれていたのを通行人の女性が発見して届けた。目立った損傷はなく、所有者の元に戻った。
バイオリンの発見者は謝礼を断ったが、5月15日に予定されるシャンゼリゼ管弦楽団の設立30周年記念コンサートに招待された。