レユニオン島で通勤用ロープウェイ開業

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インド洋の海外県レユニオン島のサンドニ市で、通勤用ロープウェイが営業運転を開始した。渋滞緩和の切り札として期待されている。
ロープウェイは、仏大手ポマ社が供給した。全長2.7km・5駅と、フランス全国でも通勤用ロープウェイとして最大規模となった。10人乗りの46キャビンにより構成され、6時から20時まで運行される。15分間で1周する。地上からの最大高は50メートルに上る。1日の乗客数は6000人弱を見込む。
投資額は5000万ユーロで、2020年1月に工事が開始された。料金は一律1ユーロに設定されている。高低差のあるサンドニ市では、海岸地区と高台の住宅地の間の自動車の往来が多く、渋滞が社会問題となっている。その緩和の手段として、ロープウェイの整備が計画された。利用拡大を狙って料金は低めに設定された。コロンビアのメデジン市のロープウェイを参考にして開発された。