仏政府、地中海2ヵ所の浮体式洋上風力発電入札

投稿日: カテゴリー: エネルギー・環境レポート

仏政府は3月14日、地中海2ヵ所を対象に浮体式洋上風力発電入札を実施すると発表した。対象となるのはポールラヌーベル(オード県)沖22キロ、フォスシュルメール(ブーシュデュローヌ県)沖22キロの場所。当初の総設置容量は1件につき250MWを予定し、その後750MWへの拡張も視野に入れる。2023年に事業者を選定し、2030年の運転開始を目指す。
マクロン大統領は先月、2050年までに洋上風力発電ファーム50ヵ所、合計40GWの達成を目標として掲げた。政府は14日、この目標達成に向けて、2024年以降毎年合計2GWのプロジェクトを対象に入札を実施すると発表。またカステックス首相は同日、洋上風力発電が将来的に国内電力消費の20%をもたらし、原子力発電につぐ発電方式となるとの観測を表明した。