ルイ・ヴィトン、仏国内で2工場を開所

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仏高級ブランドグループのLVMH傘下のルイ・ヴィトンは2月22日、ロワールエシェール県で2つの工場を正式に開所した。開所式にはルメール経済相も出席した。2工場はバンドーム高速鉄道駅の近くに位置する。1つの工場は6000平方メートルの広さで、従業員数は350人を見込み、もう1つの工場は11世紀に建設された修道院を改修したもので、50人程度を雇用して、特殊な皮革を用いた製品の製造や新素材の試験などを行う。両工場への投資額は合計で3000万ユーロに上る。
ルイ・ヴィトンは注文品の引き渡しを円滑化するために工場を新設したが、国内の工場を増設することでメイド・イン・フランスの製品であることをアピールすることにもつながる。ルイ・ヴィトンの国内工場はこの2工場の追加で18工場となる。国内の従業員数は4800人で、2024年末までに1000人の新規採用を予定する。