1月の仏インフレ率、2.9%に

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト欧州レポート

INSEE速報によると、1月のインフレ率(前年同月比)は2.9%となった。インフレ率は11月と12月に2.8%で推移していたが、1月には再び加速した。INSEEでは、予想以上に高いインフレ率になったと認めており、燃料価格の上昇によりバーゲンセールの効果が相殺されたと指摘している。
エネルギー価格は1月に前年同月比で19.7%の上昇を記録。足元で北海ブレント原油価格は1バレル90ドルにまで達しており、これが燃料価格を押し上げている。インフレ率の上昇分の半分はエネルギー価格の推移に由来しているが、これに加えて、生鮮食料品の価格も3.6%の上昇を記録している。半面、バーゲンセールの影響で、工業製品価格は0.6%の上昇(前月は1.2%の上昇)にとどまったが、バーゲンセールが終了すれば、また上昇の勢いが復活するものとみられている。
エネルギー価格の上昇が長引く恐れが出ており、これに伴い、2022年に予想されていたインフレ減速も小幅にとどまる可能性が生じている。景況機関レックスコードは、2022年のインフレ率予測を、これまでの2.5%から、3%近くへと上方修正する考えを示唆している。物価上昇を背景に賃上げ圧力も高まっている。