米製薬大手ファイザーのブーラCEOは1月17日、向こう5年間でフランスに5億2000万ユーロを投資する計画を発表した。
その大部分は、新型コロナウイルス経口治療薬「パクスロビド」(Paxlovid)のフランスでの製造に向けた、仏ノバセップ(Novasep、医薬品製造受託)との契約に投資する。ファイザーはノバセップと提携関係にあり、「パクスロビド」の有効成分の製造をノバセップに委託した。ブーラCEOは、「パクスロビド」の8種類の主要有効成分の製造をノバセップに委託したと説明し、質の高い人材を確保できることや、良好な営業環境を、フランスでの投資の理由に掲げた。
ブーラCEOはこの他にファイザーが、フランスのバイオ医薬品部門に投資したり、臨床試験の実施増加にも投資することを明らかにした。