政府、リモートワークの拡大を予告:子供のワクチン接種も開始に

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ボルヌ労相は22日、民放ラジオ局ヨーロッパ1とのインタビューの機会に、新年より企業にリモートワークの拡大を勧告する考えを明らかにした。可能な限りで週3-4日のリモートワークを目標として設定し、1月3日からの移行を目指して今から準備するよう、企業に対して呼びかけた。政府はこれまで、週2-3日のリモートワークを推奨していたが、オミクロン株対策をにらんで水準を引き上げた。
これとは別に、政府は22日より、5-11才の層のワクチン接種を開始した。577万人の全員が接種を受けられるが、希望者に限定して実施し、接種の有無は、「衛生パス」などによる制限措置の適用の根拠としては用いられない。ファイザー・ビオンテックのワクチンのみが用いられ、大人の3分の1の量で接種される。他のワクチンの接種との間隔を2週間とる必要がある。接種時には両親のうちの1人が同伴する必要があり、同意書への署名も必要だが、片方の親のみの署名で接種ができる。接種前には過去の感染の有無を調べる抗原検査が行われ、陽性の場合には、1回の接種で接種を完了とする。陰性の場合には21日後に2回目接種を行う。全国の接種会場のうち190ヵ所余りに専用の受け入れ態勢が整っており、今後全国に広げる。内科医・小児科医を通じた接種も始める。