ルイ・ヴィトンのヴァージル・アブロー氏が死去

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ルイ・ヴィトン(仏LVMHグループ)のメンズコレクションでクリエーティブ・ディレクターを務める米人デザイナーのヴァージル・アブロー氏が死去した。11月28日に発表された。41才だった。同氏は2019年に希少がんの心臓血管肉腫との診断を受けていたが、その事実はこれまで公表されていなかった。
アブロー氏は、土木工学と建築の学位を持ち、ラップ歌手のカニエ・ウェストと長年にわたる協力関係を築いた。「Pyrex Vision」、「Been Trill」といったストリートウエアのブランドの創設を経て、2013年に開始したやはりストリートウエアのブランド「オフホワイト」が世界的成功を収めた。「オフホワイト」を通じて、ナイキ、リーバイス、エビアン、ジミー・チュウなどとの幅広いコラボに参加。2018年春のコレクションよりルイ・ヴィトンのメンズコレクションのディレクターを務めていた。アブロー氏は当時、黒人として初めて世界的な高級ブランドの要職に就任したことについて、自分のキャリアにおける最重要のポストになると述べていた。