Pipo Moteurs、水素燃料エンジンを開発:ホリバ・フランスがテストで協力

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仏アルデッシュ県の中小企業Pipo Moteursはこのほど、新開発の水素燃料エンジンのテスト実施を目的に、仏CRMT(エンジニアリング)及び堀場製作所のフランス子会社ホリバ・フランスと提携することを決めた。エンジンは2023年のダカール・ラリーに出場の車両に搭載され、厳しい走行条件での挙動を調べる。
Pipo Moteursは手始めに4気筒ターボの水素燃料エンジン(200kW)を製作し、テストに委ねる。来る1月中にもテストベンチに設置し、2月初めにはテストを開始する。その後により出力が大きいプロトタイプのテストに切り替える。
CRMTとホリバ・フランスは4年来の協業実績がある。テストベンチはホリバ・フランスが整備し、CRMTは技術面で協力する。両社は2020年7月に水素関連での協力を決め、水素貯蔵ソリューションなどに共同で投資してきた。今回が初めての事業となる。水素燃料エンジンの場合、排気ガスの計測においてより精度の高い分析装置が必要であるなど特有の課題もあり、新たな製品・ソリューションを開発する機会にもなる。

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