NEoT Green Mobility、8000万ユーロを調達

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェストエネルギー・環境レポート

仏NEoT Green Mobility(NGM)はこのほど、8000万ユーロの調達を実施した。ゼロ・エミッション分野の資産をリースする専門企業として事業の拡大を目指す。
今回の調達には、英投資ファンドの3iが3000万ユーロを出資。それ以外で、Mirova(仏ナティクシス系列の資産運用会社)、バンクデテリトワール(仏政府系金融機関CDC傘下)が出資した。EDF(仏電力)も子会社を通じて以前から出資している。
NGMは、交通機関用の電動バスや水素バスを確保し、自治体向けにリースする事業を展開している。バッテリーを単体としてリースしたり、充電・充填インフラを整備して提供する事業も行っている。現時点で、グルノーブル、ミュルーズ、カンヌやパリ首都圏、ロンドン都市圏に資産を配置しており、100台程度と充電器1000基を保有している(4000万ユーロ相当)。2024年までに運用資産の規模を4億ユーロと現在の10倍に引き上げることを目指しており、調達資金はそのためのファイナンスを呼び込む元手になる。NGMはまた、自治体に限らず、民間の運送会社向けの事業展開も計画。さらに車両に留まらずに、鉄道や海運においてもゼロ・エミッション資産を売り込んで、事業を拡大することを望んでいる。