ベナラ被告人の暴力事件裁判、パリ地裁で開始

パリ地裁で13日、元大統領府スタッフのアレクサンドル・ベナラ被告人の暴力事件等に関する裁判が開始された。3週間に渡り合計12日間の審理が行われる。
ベナラ被告人は2018年5月1日のメーデーの際に、パリのデモを取り締まった警察部隊にオブザーバーとして参加したが、この時に取り締まりに「協力」して一般市民に実力を行使する場面が撮影され、その映像が拡散した。同年7月18日のルモンド紙の報道により、動画の人物がベナラ氏であることが広く知られ、マクロン大統領が就任から1年余りを経て直面した最初のスキャンダルとなった。今回の裁判でベナラ被告人は、暴力と、警察官の資格を持たない者による越権行為などの容疑で起訴された。ベナラ被告人はまた、大統領府スタッフの職を失って以降も、外交官パスポートを返却せずに使用し続けていた件でも起訴された。また、ベナラ被告人と示し合わせて5月1日の取り締まりに参加していたクラーズ被告人(事件当時に与党LREMの職員)、そして、両被告人のために警察の防犯カメラの映像を用立てていた警察関係者の2人の合計4人が起訴された。