パリ同時多発テロの裁判、8日に開始

パリ重罪院特別法廷で9月8日にパリ同時多発テロの裁判が始まる。
パリ同時多発テロ事件は2015年11月13日に発生。合計で130人の被害者が死亡した。パリ市内のテラス席を銃撃した実行犯のうち、アブデルハミド・アバウドとシャキブ・アクルーフは逃亡後、11月17日から18日にかけて、潜伏先のサンドニ市内の住居で治安当局の攻撃を受けて死亡した。バタクラン(コンサートホール)を襲撃した部隊も全員が死亡している。今回の裁判では、テラス席銃撃の実行犯の一人で、実行犯の中では唯一の生き残りであるサラ・アブデスラムを含む20人が起訴されたが、うち、計画立案の初期段階に関与したウサマ・アタルなど6人は欠席のまま起訴された。アタルを含めて多くが既に死亡していると考えられている。
捜査によると、テロ攻撃の計画立案は1年ほど前の2014年11月に始まった。シリアの「イスラム国」において、ウサマ・アタルとハリド・エルバクラウイが共同でフランスを狙ったテロ攻撃の立案に着手。エルバクラウイとアバウドが出身国のベルギーに戻り、テロ実行の準備を進めた。シリアから送り込まれたテロリストらと共に、アバウドはパリ同時テロに主犯格として参加。エルバクラウイはその後、兄弟でブリュッセルの空港テロ(2016年3月22日、32人が死亡)の実行犯として死亡した。