Tissium、5000万ユーロを調達

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仏Tissium(組織接着剤を開発)はこのほど、5000万ユーロの資金調達を終えた。2023年に同社初の商品化の実現を目指す。
Tissiumはクリストフ・バンセル社長が2013年に共同設立者となり起業した。バンセル氏の兄であるステファン・バンセル氏は、新型コロナウイルスのmRNAワクチン開発で有名になった米モデルナ社の社長として知られる。Tissiumはパリに本社を置くフランス企業で、生産部門をリールに置き、米マサチューセッツ州ケンブリッジ(モデルナの本社もある)に事務所を置いている。マサチューセッツ工科大学で開発のバイオベースのポリマーを利用し、様々な外科手術後の創傷の回復用の製品の開発を多角的に進めている。
今回の資金調達は、創業時から同社を支援するソフィノバが中心となり実施された。キャセイ・キャピタルも今回初めて出資した。初製品の認可申請は来年に、米食品医薬品局(FDA)に対して提出する予定。