アフリカ:カタール・ホールディング、エアテル・マネー事業に2億ドルを投資

印バーティ・エアテル傘下のエアテル・アフリカは7月30日、カタール投資庁(QIA)傘下のカタール・ホールディングとの間で、モバイルマネー部門の子会社エアテル・モバイル・コマースの少数株式を2億ドルで譲渡する合意に調印したと発表した。Agence Ecofinの試算によると、譲渡される株式は7.6%程度となる模様。資金は債務返済と販売インフラへの投資に充てられる。

エアテル・マネー事業の業績は好調で、2021年1-3月期の売上高は前年同期比51.7%増の128億ドル、4-6月期の売上高は同62.7%増の146億ドルと順調に伸びている。4-6月期の収益(税引・減価償却後)は5700万ドルだった。顧客数は2310万人に上り、さらなる成長が見込まれる。
カタールにとってエアテル・モバイル・コマースへの投資は収益性の高い投資であるだけでなく、サブサハラアフリカにおける金融サービス普及の進展と傾向についてより多くを学ぶための方策でもある。アフリカでは決済、貯蓄、クレジットの手段としてモバイルマネー利用が拡大している。
エアテル・モバイル・コマースによるカタール・ホールディングへの株式譲渡は、代替ファイナンスのTPGグロース(2億ドル)とマスターカード(1億ドル)への株式譲渡に続いて3件目。また、エアテル・アフリカは2019年10月にアフリカの銀行大手エコバンクとの提携を発表したが、カタール・ホールディング傘下のカタール国立銀行は、エコバンクの親会社であるエコバンク・トランスナショナルの戦略的株主でもある。

Agence Ecofin 2021年8月2日・4日