PAIパートナーズ、ペプシコからトロピカーナなど買収

仏PAIパートナーズ(投資ファンド)はこのほど、ペプシコからトロピカーナ(果汁)などの数ブランドを買収することを決めた。トロピカーナのほかにネイキッド(スムージー)など数ブランドを合弁会社にまとめて、ペプシコはこれの39%株式を維持する。PAIパートナーズは33億ドルの現金をペプシコに支払い、合弁の61%株式を取得する。買収の実現には米欧の当局の許可が必要となる。2021年末か2022年初頭の買収完了を目指す。
PAIパートナーズは、同じようなスキームの下でスイスの食品大手ネスレとの間で合弁フロネリを設立。ハーゲンダッツなどのアイスクリームのブランドを傘下に収めている。トロピカーナの場合、世界的には製品の9割を冷蔵コーナーで販売しており、PAIパートナーズは、冷蔵・冷凍製品の物流ノウハウをペプシコに売り込み、合弁事業の形での買収を取り付けた。ペプシコは長期的見地から価値創造につながると判断し、この取引に応じた。
ペプシコはトロピカーナを1998年に、シーグラムから33億ドルで買収していた。今回の取引の対象となる事業の年商は30億ドルに上る。米国市場においては、買収後もペプシコが独占権を維持し、ペプシコ自前の販売網が利用される。