英国で洋上風力発電施設保守用水中ドローンの開発進む

投稿日: カテゴリー: エネルギー・環境レポート

8月4日付の仏AFP通信は、英エジンバラのヘリオットワット大学が開発を進める洋上風力発電施設の保守用水中ドローン(ROV)を紹介した。同大学では、これまで人間が実施してきた点検や保守といった危険で高コストな作業を代わりに実施できるようなROVを開発している。ROVは陸から操作できるが、点検の場合はほぼ自動運転を行う。去る5月には、仏電力大手EDFが運営するイングランド北東部沖のBlyth洋上風力発電ファームにおいて試験的に利用された。ROVはこの際、発電機の基礎部分やケーブルを撮影したほか、海中部分の3D化も行った。修復作業での使用も想定される。
洋上風力発電の発展に加え、洋上への設置が増えると見られるグリーン水素生産施設への利用も期待される。