『ザ・ハウスメイド』に登場の日本車

投稿日: カテゴリー: アライグマ編集長の日々雑感

フランスで100万部以上が売れたというアメリカのサイコロジカル・サスペンス小説『ザ・ハウスメイド』
(フリーダ・マクファデン作)を好奇心から買って読み始めた。刑務所で10年間を過ごした後に出所し、職
探しに苦労している女主人公は、家賃を払えずにアパートを追い出された後、自家用車に寝泊まりしている
という設定で、彼女自身も驚いたことに、高級住宅街にモダンな豪邸を構える富豪一家の主婦に気に入られ
てメイドとして雇われ、さあ、これから物語が動き出す、というところまでしかまだ読んでいないのだが、
彼女がねぐらに使っている愛車が、なんと日本車なのであった。このジャパニーズブランドは不幸にしてア
メリカではチープで無個性なイメージが定着してしまって、苦戦しており、他社との経営統合の試みも難航
しているとか聞いていたが、用意周到な作者があえて貧窮する主人公のクルマのブランドまで明記している
のは、単なる偶然ではないのだろう。もちろんどことなく落ち目なのはこの会社だけでなく、バブル以降の
日本全体の趨勢かも知れないが、頑張って、目の覚めるようなレモンターダを達成してもらいたいものだ。