夏時間への移行

投稿日: カテゴリー: アライグマ編集長の日々雑感

今年も3月末から夏時間に移行し、睡眠障害を抱える人々にとっては辛い季節がやってきた。普段より1時間だけ早起きするだけ、と言う人もいるが、睡眠のリズムは遺伝的に決定されている面が大きく、それほど簡単に変更できるものではない。省エネや気候変動対策につながるという説もあるが、果たして本当だろうか。説得的なデータを見たことがない。そもそも人体の「自然」を完全に無視して人為的な生活リズムを強制するというのは、まるで毛沢東主義のようではないか。ネットフリックスで「The Three-Body Problem」を見始めたせいか、そんな被害妄想的な連想までしてしまった。朝が苦手な人間にも必ず朝は来る。それは仕方がないが、年間を通じて時間割を固定してもらえないものだろうか。毎春、明日から早起き、と言われて、体調を崩しまくっている身としては、変化への適応が三体問題並に難しい。