スポーツ用品

投稿日: カテゴリー: アライグマ編集長の日々雑感

スポーツ用品販売大手のデカトロンは世界70ヵ国近くで事業を展開するフランスの大手企業で、仏国内では特に企業イメージのランキングで常に上位に入ることで知られる。安くて丈夫で品質や使い勝手も良い自社ブランド製品が人気であり、店員の対応も総じて感じが良い。筆者はテニスラケットのガットの張替えを何度か依頼したが、懇切丁寧なアドバイスをもらって感心した覚えがある。今や身売りを強いられている競合のゴースポールの店員のずさんな対応(ガット張替えの約束の期限を守らず、苦情をいうと露骨にぶーたれる)とは対照的で、大げさに言えば、世の中に正義はやはりあったのだ(笑)。スポーツ用品といえば、ドイツでは同じ町で同じ一族により創設された兄弟会社ながら、骨肉相食むライバルのアディダスとプーマの優劣が逆転しつつある。アディダスのほうが規模は大きいが、近年は経営難に直面し、プーマは好調を極めている。アディダスは、プーマで目覚ましい業績をあげたグルデンCEO(元サッカー選手)をスカウトするという、まるでサッカー界のスター選手の電撃移籍のようなヘッドハントを行って挽回を目指しているが、どうなることか。どちらも欧州を代表するスポーツブランドであり、スポーツ精神にのっとって堂々と競い合って成長してもらいたいものだ。個人的にはアディダスのウェアとプーマのシューズが好きである。