仏競争当局、アルティスに7500万ユーロの罰金

投稿日: カテゴリー: 欧州デジタル情報

仏競争当局は9月29日、アルティス(仏通信SFR親会社)に7500万ユーロの罰金を科したと発表した。罰金の理由は、2014年のSFR買収に際しての約束を遵守するよう求めた2017年の当局命令にアルティスが従わなかったため。アルティスは2014年に、仏通信大手ブイグ・テレコムとの争いの末に、CATV子会社のニュメリカーブルを通してSFRの買収に成功した。競争当局は同年10月に、光回線敷設に関するブイグ・テレコムとの共同投資の約束を守ることなどを条件に合併を認めた。しかし2017年には、ブイグ・テレコムとの共同投資の約束を守らなかったとしてアルティスに4000万ユーロの罰金が科せられ、その際に当局は、期限内に約束を守らない場合はアルティスに新たに罰金を科すことも決めていた。今回の罰金はその枠組におけるもの。