仏国鉄SNCFのファランドゥCEOは6月23日、7-8月の乗車券販売数は800万枚で、新型コロナ危機前の2019年同期比で10％増加したと述べた。CEOはまた、バカンス客の移動日には乗車券が完売となっている状況に対応して、高速鉄道（TGV）を中心に新たに50万席分の乗車券を追加するとも述べた。追加乗車券の販売はすでに開始されていることも明らかにした。連結する車両数を増やして追加座席を確保するという。
一方、パリ郊外線のL線とJ線では23日に、運転士が夏季工事の影響を受けて勤務日程が直前に変更されることに抗議してストを開始しており、本日24日には他の郊外路線及びRERへもストが拡大。パリ首都圏の鉄道路線とRERのC線とD線でダイヤの大きな乱れが予測されることから、仏国鉄では24日の外出控えを利用者に呼びかけた。