全国の猛暑が一段落:史上最高気温を記録の場所も

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

18日(土)には全国的な高温が最高潮に達した。一部では最高気温が40度を超え、観測史上の最高気温を記録した場所もあった。同日中に一部地域では気温が10度を超える低下を記録し、19日には全国で気温が一気に低下した。
高温は数日間続き、所により猛暑注意報や警報も発令された。6月半ばという早い時期として異例の高温で、南西部で特に気温が高かった。ビアリッツ市では42.9度まで上昇。これは、同市における年間を通じた史上最高記録となった(従来記録は2003年の猛暑の際の40.6度)。ただし、本土における史上最高記録である46度(2019年6月末に記録)には及ばなかった。このほか、ボルドー市では40.5度と、6月としては初めて40度超えを記録。ロワール川沿いのアンジェ市でも40.1度と、6月の最高記録を更新した。パリでは市内の観測ポイントの最も高いところで39度と、40度超えを免れた。サハラ砂漠からの砂の到来で日光が遮られ、温度の上昇を防いだものと考えられる。
18日午後には、ノルマンディなど一部地域で、ウェールズ方面からの冷たい風が入り込み、温度が急激な低下を始めた。突風も目立ち、カルバドス県ビリエシュルメール市では、カイトサーフィンをしていた男性が風にあおられて建物に衝突し、死亡する事故が発生した。