政府、軽度の速度違反の処罰緩和を計画か

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

報道によれば、政府は軽度の速度違反について、処罰の対象から除外する方針を検討している。制限速度の時速5kmまでの超過であれば、点数制度(1点)の適用を除外することが検討されているという。罰金(制限速度が時速50km以下であれば68ユーロ、それ以外では135ユーロ)は維持されるという。
時速5km以内の超過は、レーダー式自動取締機による処分の58%を占める(2010-20年)といい、取り締まりにおける重要度は高い。ドライバー団体は以前から、交通安全の名目でただ収入を確保するのを目的とした取り締まりだと主張して批判していた。団体側は制限緩和の方針を歓迎しているが、点数制度だけでなく、罰金処分の適用も停止するべきだと主張している。これに対して、交通安全推進派は、足元で交通事故が増え、死傷者数も増える中で、ドライバーに慢心を促す効果を及ぼすと問題視。選挙目当ての迎合的な措置だと批判している。