右翼の論客ゼムール氏、総選挙出馬を決める

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大統領選挙に出馬した右翼の論客エリック・ゼムール氏は12日、総選挙に立候補することを明らかにした。自らが立ち上げた新党「失地回復(ルコンケット)」から立候補する。同党は全部で550の選挙区に候補を擁立した。
ゼムール氏は大統領選挙第1回投票の得票率が7%程度と振るわず、決選投票に進むことなく落選した。総選挙においては、極右RNに選挙協力を呼びかけたが取り合われず、厳しい戦いになることが予想される。屈辱的な敗北になるリスクもあり、ゼムール氏は出馬をためらっていたが、最終的に自らも立候補することを決めた。第1回投票で比較的に得票率が高かった南仏バール県の第4選挙区(サントロペ市など含む)から立候補する。半面、RNからの合流組で、RNのマリーヌ・ルペン候補の姪に当たるマリオン・マレシャル氏(「失地回復」の副党首)は、妊娠中であることを理由に出馬を見合わせた。