仏固定電話通話、急激に減少

投稿日: カテゴリー: 欧州デジタル情報

ARCEP(仏電子通信・郵便規制機関)の統計によると、2021年第4四半期の仏固定電話通話時間は、ユーザー1人当たり月平均1時間25分へと大幅に低下した。IP電話は数年前から四半期毎に10-15%程度、公衆交換電話網(PSTN、通常の固定電話網)はそれ以上の減少を記録してきたが、2021年第4四半期には、それぞれ25%というこれまでにない減少を記録した。2020年には、新型コロナ危機によるロックダウンにより、固定電話通話時間は大幅に増加したが、長続きはしなかった。
通信事業者にとって、固定電話による通話収入は全体のうちで僅かなものではあるが、2021年第4四半期には25%の減少を記録した。
一方、携帯電話通話時間は、2021年第4四半期に前年同期よりも僅かに減少したものの、SIMカード毎で月平均3時間48分となり新型コロナ危機以前を上回るレベルに留まった。新型コロナ危機以前は、この数字は3時間28分だった。なお、2020年のロックダウン中には、4時間27分という記録的水準に達していた。