大統領選世論調査:マクロン大統領が優位保つ

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国営ラジオ局フランス・アンフォと日刊紙ルパリジャンの依頼で行われた世論調査(3月10-14日まで1500人程度を対象に実施)によると、大統領選挙第1回投票(4月10日)における支持率は、マクロン大統領が30%でトップに立ち、2位の極右RNのマリーヌ・ルペン候補の16%に大きく差をつけている。この調査では、誤差範囲として、マクロン大統領に上下3ポイント、ルペン候補に上下2.4ポイントの幅を与えている。3位争いは熾烈で、右翼のエリック・ゼムール候補が13%、左翼政党「不服従のフランス」のメランション候補が11.5%、保守野党「共和党」のペクレス候補が11%で続いている。3候補とも、誤差範囲は上下2.1-2.2ポイントとなっている。メランション候補への支持が固いことと、ペクレス候補の苦戦ぶりが目立つ。それ以外の候補はいずれも振るわず、環境政党EELVのジャド候補が6.5%で他の候補を上回っているが、3位集団とはかなり差が開いている。以下、共産党のルーセル候補(3.5%)、社会党のイダルゴ候補(2.5%)、右翼のデュポンテニャン候補(2%)、農村派のラサール候補(2%)、極左のプトゥ候補(1.5%)及びアルトー候補(0.5%)が続く。
決選投票においては、マクロン大統領が、いずれの候補が相手でも大差で勝利する展望となっている。ゼムール候補が相手の場合で支持率は67%と最も高く、ルペン候補が相手の場合で60%と最も小さい。なお、投票に行くと答えた人は調査対象者の66%を占めた。投票に行くと答えた人のうち、62%が投票する候補を確定したと回答している。