14日付けでマスク着用義務など解除:ただし足元で感染は拡大傾向に

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

新型コロナウイルスの感染が足元で拡大傾向にある。14日にはマスク着用義務が公共交通機関内を除いて廃止されるが、人々の行動のあり方によっては感染拡大が加速する恐れもある。
9日までの1週間には、1日当たりの新規感染者数が5万6251人となり、前週より6%増加した。学校の冬季休暇が最初に終了した地区(3週間前に終了)における増加が特に目立つ。感染力が強いオミクロン株BA.2種が主流になったことが一因とみられる。今後の推移については、人々の間の接触が1月時点と比べて130%増を記録するという上限シナリオの場合で、ピーク時には1日当たりの感染者数が17万人にまで増える可能性がある。それでも、前回ピーク時の36万6000人(1月26日)に比べると小幅であり、デルタ株の感染もほとんどないことから、重症化はより小さくなることが期待できる。とはいえ、患者数が増えれば入院患者数も増えるのは必至であり、各人がリスク状況にあわせて慎重な対応を続けることが有効な対策になる。専門家らは、屋内の換気を良好にする必要性も指摘している。