ギャラリー・ラファイエット、ラルドゥートを完全買収

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

仏百貨店グループのギャラリー・ラファイエットはこの度、仏ラルドゥート(ECサイト)の完全買収を実施すると発表した。ギャラリー・ラファイエットは2017年にラルドゥート資本の51%を取得済みで、残りの49%の買収に関するオプションを行使する。買収額は明らかにされていない。
経営難だったラルドゥートは2014年、親会社だった仏高級品ブランドグループのケリングによって、経営者のバラとクルテイユの両氏に「1ユーロ」の象徴的価格で譲渡された。両氏は大規模な再編を通じて、ラルドゥートを通販老舗からECサイトに変身させた。2016年に7億5000万ユーロだった売上高は、2021年には10億ユーロ(マーケットプレイスを加えると12億ユーロ)へ成長。アパレル部門に加えて、家具・インテリア部門を強化したことで、新型コロナウイルス危機を背景にしたオンラインショップの利用増に乗って、売上高を伸ばした。
なお、バラ、クルテイユの両共同CEOはこの機会にラルドゥート持ち株をギャラリー・ラファイエットに譲渡して、退職する。後任にはベルラン副CEOが就任する。