仏国鉄SNCF、格安長距離列車サービスを開始へ

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仏国鉄SNCFは3月1日、在来線の格安長距離列車サービス「Ouigo classiques」をパリ・リヨン、パリ・ナントの2路線で4月11日に開始すると発表した。パリ・リヨン間は1日2往復を運行、所要時間は4時間45分から5時間15分(高速鉄道で2時間)。パリ・ナント間は1日3往復を運行、所要時間は3時間30分から4時間(高速鉄道で2時間6分)。料金(片道)は大人で10-30ユーロ、子供で5ユーロに設定されており、出発間際の購入でも料金は変わらない。2日に予約受付を開始、3日までの予約購入には特別割引を適用する(5ユーロの乗車券30万枚を用意)。
格安サービスにつき、発着駅は通常の路線とは異なる(パリ・リヨンの場合、パリはパリ・ベルシー駅が発着)。既存の長距離列車車両(コライユ)を塗り替えて使用し、WiFiなし、食堂車なしとした。インフラ使用料は高速鉄道に比べて安く、スタッフは3人として低コストを達成する。75%の乗車率が採算ラインとなる。