三菱自動車、ルノーの支援で欧州事業を継続

投稿日: カテゴリー: 欧州自動車・モビリティ情報

三菱自動車は2020年夏に欧州市場からの撤退を発表したが、その後、ルノーとの合意により、方針を変更し、欧州事業を継続することになった。2020年に撤退を決めた理由は、欧州事業の赤字と、株主である日産自動車(34%を保有)の経営難にあった。しかし、2021年3月にルノーとの合意が成立し、方針を変更した。この合意により、ルノーは三菱自動車の2車種を生産する。これはルノーにとっても国内工場の作業量を増やす利点がある。
ルノーが生産を担当する新型「三菱・スペーススター」が2023年から欧州で販売される予定だが、これは5代目「ルノー・クリオ」がベースになる。また2010年に発売されたコンパクトSUV「三菱・ASX」の後継モデルもルノーが生産する。こちらは2代目「ルノー・キャプチャー」のロゴだけを変更したコピーとなる可能性もあったが、三菱とルノーはむしろ、「キャプチャー」の前部を変更した新モデルの採用を決めた模様。「キャプチャー」の次世代モデルが投入される2023年に合わせて、「ASX」の後継モデルも投入する格好になる。新型「ASX」はハイブリッド車とプラグインハイブリッド車の両バージョンが用意される。

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https://www.largus.fr/actualite-automobile/mitsubishi-asx-2-le-cousin-du-renault-captur-arrivera-en-2023-10799394.html