フランスのオミクロン株感染者、9人が確認

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仏当局が12月3日朝に発表した集計によると、これまでに国内で新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン」の感染が9人に確認された。海外県レユニオンと、本土のオーベルニュ・ローヌアルプ、プロバンス・アルプ・コートダジュール、イルドフランス(パリ首都圏)、ペイドラロワール、グランテストの各地域圏で確認された。「オミクロン」については、感染力が強く、ワクチン耐性が高い可能性があることが懸念されている。
それとは別に、国内ではデルタ株による感染拡大が目立っている。12月2日の新規感染者は4万8416人を数え、過去7日間における1日の新規感染者は平均で3万6700人となった。1ヵ月前は6000人未満だった。新型コロナ由来の入院患者数は1万790人で、このうち集中治療室の入院患者は1934人と、1ヵ月前(それぞれ6600人と1000人)から大幅に増加している。
ベラン保健相は2日、集中治療室の入院患者数が、5日には2000人に届き、12月半ばには3000人にまで達する可能性があると指摘。医療機関の困難を回避するため、積極的に3回目の接種に応じるよう国民に呼びかけた。距離の確保、マスク着用、手洗いなどの感染予防行動の徹底も求めた。政府は6日(月)に対策会議を招集することを決めており、新たな措置が決まる可能性がある。