10月の失業者数、危機前の水準を下回る

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

ポールアンプロワ(ハローワーク)の集計によると、10月の失業者数(マヨット海外県除く)は338万人となり、前月比で11万3500人、率にして3.3%減少した。前年同月比では11%近くの減少を記録した。すべての年齢層で失業者数は減少した。また、失業者数は、新型コロナウイルス危機が本格化する直前の2020年2月の水準をわずかながら下回った。
当該月に78時間未満の就労実績がある求職者(カテゴリーB)は、前月比で4万5700人減少し、73万5000人となった。当該月に78時間以上の就労実績がある求職者(カテゴリーC)は逆に13万4800人増えて160万人近くに達した。これは、雇用情勢が改善し、就労に向かう人が増えたことを反映していると考えられる。
カテゴリーB及びCを合算した失業者総数は570万人となり、これは2020年2月以来で最も低い数字となった。就職に伴う登録抹消数は前月並みではあるものの、危機前を上回る水準に達している。