パリ市、市内のほぼ全域で最高速度を時速30kmに制限

パリ市は30日付で、市内のほぼ全域で最高速度を時速30kmに制限する新規制を施行する。交通事故防止や騒音低減を目的に掲げる。
市内では、市境を一周する環状自動車専用道(ペリフェリック)は従来通りに時速70kmが継続されるが、これまで50kmだった市内の一般道は時速30kmが原則になる。時速50kmが維持されるのは、ペリフェリックの内側を一周する大通り、コンコルド広場に発する3本の幹線道(ジョルジュ・ポンピドー自動車専用道、シャンゼリゼ大通り、ロワイヤル通りからマルゼルブ大通り)、ポルトドルレアンに発する2本の幹線道(ダンフェールロシュローとメーヌ通り)、右岸東部のベルシー河岸とディドロ大通り、ブーローニュとバンセンヌの森の中の一部道路に限定される。
パリ市のイダルゴ市長(社会党)は、連立に加わる環境派EELVと結んで、市内の自動車の乗り入れの制限につながる措置を相次いで導入しており、今回の措置もその一環をなす。市街地の速度制限(時速30km)はパリ市だけではなく、既に250市が導入済みではあるが、野党勢力は、整合性のない制限措置の導入が積み重なっており、移動手段を持たない郊外の住民に対する配慮にも欠けるなどと批判している。