南仏バール県で大規模な山火事、2人が死亡

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南仏バール県で大規模な山火事が発生した。火災は16日に発生、5日目の20日になり、ようやく類焼が食い止められ、鎮火に向かうに至った。合計で8000ヘクタール以上が焼失し、逃げ遅れた人2人が自宅で焼死する被害が出た。
地中海沿岸地方は記録的な高温に見舞われ、乾燥した樹木に火が燃え広がりやすい状況が生じている。ギリシャ、トルコ、イタリア、アルジェリアで大規模な山火事の被害が既に発生しており、フランスでも16日になりバール県で大規模な山火事が発生した。火は、高速道路A57のシーグ市内のサービスエリア付近で発生し、この地方に特有の強い風にあおられる形で西側に燃え広がり、さらに南下した。火災はサントロペ湾に近い地方にまで進んだ。死者2人はこの地方の居住者で、数千人のキャンプ客が非難する騒ぎにもなった。
当局は出火原因を究明中だが、火のついたたばこのポイ捨てが原因である可能性が濃厚であるという。