仏国鉄SNCFは、乗車券予約購入用のアプリ「oui.sncf」と短距離の移動向けのSaas型アプリ「Assistant SNCF」を統合することを決めた。1月中に新たなアプリ「SNCF Connect」がリリースされる。
SNCFはデジタル販売で2021年に43億ユーロの収入を達成する見込み。乗車券の販売数は1億3000万-1億4000万枚に上り、これは危機前の2019年をわずかに上回る水準となる。デジタル販売は、長距離路線（高速鉄道TGV含む）で全体の65％超、ローカル線でも50％近くに上っており、特に後者は、衛生危機を背景に20ポイント近くの上昇を記録している。2025年までにデジタル販売の売上高を65億ユーロまで引き上げることが目標となっており、アプリ統合はそのための取り組みの柱となる。これを機に、デジタル部門の会社名も、e.Voyageurs SNCFから、SNCFコネクト＆テックに改められる。