EU、3日からブラジル産牛肉・家禽肉の輸入停止

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欧州連合(EU)は、9月3日からブラジル産の家禽肉と牛肉の輸入を停止する。欧州委員会が明らかにした。
EU側は、畜産における抗生物質の濫用を禁じるEUの規則にブラジル産の製品が適合しているかについて、十分な保証が示されていないとしている。欧州委員会の報道官は8月31日夜、「ブラジルはEUにとって重要なパートナーであり、EUの要件への適合性を確保すべく、ブラジル当局と建設的かつ前向きな形で緊密に協力している。適合性が確認されれば、EUへの輸出は再開可能となる」と説明した。
欧州委は、輸入再開の見通しについては明言を避けた。ブラジル政府は、AFP通信の取材に対して直ちにコメントしなかったが、去る5月に、貿易再開に向けて必要なあらゆる措置を迅速に講じる方針を表明している。
今回の輸入停止の対象には、家禽肉と牛肉のほかに、鶏卵とはちみつも含まれる。家禽肉とはちみつについては、現在監査が進められており、9月4日に終了する予定。問題がないことが確認され、EU加盟国が承認すれば、ブラジル産家禽肉の輸入は数週間以内に再び認められる可能性がある。
一方、牛肉については、輸入再開までにより長い時間がかかる恐れがある。欧州委は、「動物の種類によって飼養期間が異なるため、ブラジルがEUの要件に適合していることを証明できるようになる時期にも差が生じる」と説明している。
EUが厳しい姿勢で臨む背景には、今年1月にメルコスール(南米南部共同市場)との自由貿易協定に署名した際に、農業界や仏から激しい批判を受けたことがある。ブラジルは去る5月、畜産における抗生物質の大量使用に関するEUの規則を遵守している国のリストから外されていた。
昨年、ブラジルはEU向けに9万2000トン超の牛肉を輸出。輸出額は7億1300万ユーロを超えており、EUにとって第2位の牛肉輸入先となっている。