ThrustMeの電気推進ユニット、25を超える衛星コンステレーションにより採用

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宇宙機用の電気推進器を開発する仏ThrustMeが順調に事業を拡大している。米ソルトレイクシティで26日まで開催の見本市「SmallSat 2026」の機会に事業展開に関する発表を行った。
同社が開発したヨウ素を燃料とするイオンエンジン「NPT30-I2」はベストセラーとなり、25を超える衛星コンステレーションに採用された。500ユニット超をこれまでに引き渡し、うち242ユニットが85基を超える衛星に搭載された。軌道上における稼働時間数は合計で2万2000時間を超えており、商用ベースで確かな実績を残すことに成功した。顧客数では50を超える。顧客には、独OroraTech(火災検知の衛星コンステレーション)やインドのPierSight(海洋監視衛星コンステレーション)など衛星サービス企業、Dhruva Space(インド)や米アストロ・デジタルなど衛星建造企業などが含まれる。中国のSpacetyは、SARコンステレーション向けに2020年にNPT30-I2を発注。ノルウェー宇宙機関も海洋監視技術の実証衛星NorSat-TDに採用することを決めた。CNES(フランス国立宇宙研究センター)とは古くから協力関係にある。
同社は規模の大きい資金調達を必要とせずに、電気推進を商用ベースに乗せることに成功した。宇宙ビジネスそのものが成熟期を迎える中で、安上がりで衛星の柔軟運用にも貢献する電気推進への需要は一段と拡大すると見込む。同社は次の段階として、次世代ホールスラスタ「JPT150-I2」の開発を進めており、2027年1-3月期中に実証機の軌道投入を計画している。