グラン・パリ・エクスプレス、開業時期が延期に

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パリ郊外を環状に連絡する地下鉄網を整備する「グラン・パリ・エクスプレス」計画で、開業時期が遅れることが決まった。整備事業を統括する公社組織SGPが6月25日、監査役会会合後に明らかにした。
計画では、パリ南郊外マシーに発してサクレー研究都市までを結ぶ区間(18号線の最初の完成区間)の開業時期が、当初予定の10月1日から「2ヵ月以上」遅れることになった。また、マシーとパリの間を通り、パリ市を大きく周回する15号線の南区間(ポンドセーブルからノワジーシャンまで)についても、2027年春の予定から6ヵ月程度の遅れが生じる。
これら区間は、ケオリス(仏国鉄SNCF子会社)が運営し、RATP(パリ交通公団)がインフラ管理を担当することになっている。全線が自動運転ネイティブで、中央制御センターから、運行や駅舎の管理まで一括で行われることになる。報道によると、18号線については、線路から駅舎まで、インフラは既に完成しており、車両の納入も終わっているが、運営事業者等による許可取得の前提となる技術文書や、SGPから事業者に権限を移して開業を可能にするために必要な文書が、SGPの側の作業の遅れのせいで揃っていない。開業前には2ヵ月間の準備期間が必要で、10月1日の開業を実現するには7月末までに準備期間を始める必要があり、現状では間に合わないという。整備中の16号線(15号線の東側をさらに大きく環状につなぐ路線)及び17号線(15号線の北端よりさらに北方向に延びる路線)の開業日程も遅れる恐れがある。