学卒者に人気の就職先企業ランキング

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト欧州レポート欧州・フランス情報

調査会社ユニバーサムは6月24日、グランゼコールの学生に人気の就職先企業ランキングを発表した。
同社は、合計172校のビジネススクールとエンジニア養成校に所属する約1万9000人の学生を対象に実施された。回答者は100社の企業から就職したい企業を5社まで選び、リストにない企業を加えることもできる。
ビジネススクールでは、トップ3は2022年から変わらずLVMH、ロレアル、エルメスのモード関係が独占した。業界別には、高級ブランド、投資銀行、監査、コンサルティング分野が上位を占めた。ユニバーサムは、エネルギーと航空宇宙・防衛の人気が高まっていることを指摘。地政学的な紛争の激化に伴い、回答者にとって意義や将来性を感じる業界になっていると分析した。反対に、保険会社は近年の傾向通り人気が低迷している。
エンジニア養成校では、去年同様にタレス、エアバス、サフランがトップ3を占めた。ランキング上位は産業、航空宇宙、防衛、エネルギー、テック分野の大手が独占し、仏企業が好まれる傾向も見られた。
全体的には、エネルギーと銀行業界が得票を伸ばしている。ユニバーサムは、エネルギー分野については、2022年のウクライナ紛争とエネルギー危機を背景として、同分野に戦略的な意義や長期的な展望が加わったことを理由に挙げた。銀行業界については、学生たちが重視する、報酬が高い、転職可能性が高い、職歴にはくが付く、などの条件を満たしていると説明した。また、IT分野を専門とする学生の間ではグーグル、マイクロソフト、タレスがトップ3を占め、アップルは4位に転落した。テック企業は上位を維持しているものの、過去に比べて得票率は下がったという。
キャリアのためにAI活用スキルを積極的に身につけたと答えた回答者は68%を占めた(前年比10ポイント増)。また、学生の97%がAIを利用していると回答。そのうち、約75%が生産性向上、69%がスキル向上、48%が面接準備にAIを利用していると答えた。