仏Deezer(音楽ストリーミング)は6月11日、AI生成の楽曲を探知する無料サービスを開始した。自社顧客だけでなく、SpotifyやApple Music、YouTube Music、Tidal、Qobuzなど他社の顧客にも提供する。ユーザーはDeezerの探知サイト「ai-music-detector」から自分が利用しているストリーミングのアカウントにログインし、プレイリストを選んで探知にかけると、完全にAI作成の楽曲の割合を示してくれるという仕組みになっている。99.8%の精度で探知される。個々の楽曲についての情報は示されない。
音楽生成AIの進歩は著しく、それがAIによる楽曲なのか判断することは難しくなっている。Deezerに毎日アップされる楽曲の半数近く、7万5000曲が完全にAIによって生成されたものだという。2025年には1340万曲のAI楽曲が探知された。AI楽曲の聴取率は1-3%程度だが、Deezerでは、AIによって生成された楽曲にはAI表示を行い、アルゴリズムによるおすすめ機能からも外している。
6ヵ国を対象に行われたDeezer発注のIpsos調査によると、リスナーの80%がAIが生成した楽曲はそうと分かるようにすべきであり、45%がAI楽曲を聴かずに済むような機能を求めている。