英Wayve、ロンドンで今夏にロボタクシーの運行開始へ:ルクセンブルクではボルトが試験開始

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自動運転AIの開発を手掛ける英国のスタートアップWayveは6月8日、米ウーバー(配車サービス)と提携して、今夏に英ロンドンで一般向けのロボタクシーサービスを開始すると発表した。Wayveのフィッシャー営業事業本部長は、仏AFP通信に対して、「準備はできており、あとは最後のいくつかの許可を待つだけだ」と述べた。
ロンドンにおけるロボタクシーの一般向けサービスの展開はこれが初めて。欧州でも初となる。ロンドンでは、ほかにも米ウェイモ(アルファベット傘下)が今年中のサービス開始を予定しており、中国のIT大手百度(バイドゥ)も米配車アプリLyftと組んで参入を計画している。
2017年に発足したWayveにとっても、初の営業運行開始となる。同社は、2018年からロンドンの路上で車両のトレーニングを行ってきた。今日では、500以上の都市でテストを実施。フィッシャー本部長は、同社の運転システムは「学習」をベースとしており、ウェイモとは異なり高精度地図は必要としないと説明。車両や都市を問わず運用が可能であり、日産およびウーバーと協力して「東京で速やかに」サービスを展開した後、さらに10都市に拡大することを目指す。
ロンドンでは、車両に米フォードのフルEV「マスタングMach-E」を採用。8日からウーバーのアプリ上でユーザー登録の受付を開始した。追加料金なしでロボタクシーの利用が可能となる。
他方、ルクセンブルクでは、エストニア発の欧州配車サービス大手ボルトが6月8日、中国の自動運転大手Pony.ai(小馬智行)および自動車大手ステランティスと協力して、ロボタクシーの路上試験を開始すると発表した。試験期間は1年間。同国中部ビッセンで5台の車両を用いて試験を開始し、段階的に試験区域をルクセンブルク市にも拡大する。試験終了までに完全無人運転の準備を完了することを目指すが、欧州の規制に従い、試験は有人で行う。
ボルトは、ほかにも今年中に欧州で試験を開始する計画。Pony.aiは、欧州でウーバーとも協力して試験を実施しており、4月8日にはクロアチアのザグレブで、同国のEVメーカーであるリマックの支援を受けた現地のモビリティスタートアップVerneと提携して、10台程度の試験運行を開始している。
6月8日には、ルクセンブルクで開催された欧州連合(EU)運輸相理事会の機会に、EU加盟国18ヵ国の運輸相が自動運転向けの大規模な越境試験環境の整備に関する共同宣言に署名した。