フランスの国際観光客到着数、2025年に1億200万人

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世界観光機構(UNWTO)によると、2025年の世界の国際観光客到着数は約15億2000万人となり、過去最高を記録した。フランスは、前年比200万人増の1億200万人となり、世界首位の座を維持した。観光収入は前年比で9%増の775億ユーロとなり、過去最高を記録した。ただし、国際観光客到着数で世界2位のスペイン(9700万人)は、これより多い1350億ユーロ(仏政府の試算によると1050億ユーロ)の観光収入を記録している。
仏政府は、スペインが滞在型の観光地であるのに対して、フランスは訪問型の観光地であると判断し、観光客がより長く滞在するよう旅行商品を改善する必要があると説明している。実際に、観光客の平均滞在日数はフランスで5日と、スペインの約7日より短い。政府は2030年までに年間観光収入を1000億ユーロまで引き上げることを目指し、「アグロツーリズム」や「ワインツーリズム」などを通じた観光客誘致に意欲を示した。仏観光局(Atout France)は、高級化戦略により収入を増大させる必要があると指摘した。なお、フランスにおける国際観光客1人当たりの収入は2025年に760ユーロとなり、前年比で7%増を記録している。
国際観光客の内訳をみると、米国からの観光客数が10%を超える増加を記録(延べ宿泊日数にて比較)。アジアからの観光客も増加しているものの、コロナ以前の水準までは回復していない。