暑い！！フランスは（フランスだけではないが）今夏も猛暑に見舞われている。温暖化が人間の活動による
ものかどうかを巡る議論は今後も長く続きそうだが、温暖化自体はますます広く認められつつあるようだ。
もちろん、本来なら数年の短期的レンジで安易に判断できるものではないはずだが、こうも毎年灼熱地獄が
続くと、筆者のような一般市民は、暑苦しい科学的論議を追う元気もなく、温暖化もついにここまで来てし
まったか、もう不可逆的でしょう、などとさっさと諦め気分に支配されてしまう（一般市民をお前のような
自堕落な輩といっしょにするな、と怒られそうだが）。あの頃もっと努力しておけば、今こんなことにはな
らなかったのに、というのは人生の常だから、仕方がないとしても、こうなったいまでも風力をやめて、石
油やガスをさかんに掘っている国があることには少し驚く。温暖化対策に関しては、リーダー的な役割を自
分から放棄してしまった米国が、国際舞台でいつまで強者の立場を維持できるのか、注意深く見守りたい。